バラ十字会

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神秘学を科学する 第2部

Scientific Mysticism Part 2

ウィリアム・ハンド

By William Hand

第6章 生きているソウルと愛が持つ力

The Living Soul and the Power of Love

 さて、この記事の本来のテーマに戻りましょう。この時点で、生きているソウルと愛の力についての科学的仮説を、明確に作成して表現することができるでしょうか? それはおそらく、以下のようなものになるでしょう。

 すべての創造されたものは、極めて様々な形にエネルギーが表現されたものです。私たちは、エネルギーでできた海の一部です。そして、そのようなものとして私たちは、物質の世界、精神の世界、そして、スピリチュアルな領域といったすべての領域の、すべての他のエネルギーと、相互に影響し合っています。私たちは、ひとつのシステムの中にある、個々のシステムです。そして、私たちは互いに、自身が同調した情報を交換しながら進歩しています。そして、システム全体は、この情報の交換によって、進歩し学んでいきます。私たちは今生きていて、エネルギーは不滅であるため、今後も、どのような形であっても、常に生きていることになります。だからこそ、私たちは生きている〈ソウル〉なのです。この進化はそれぞれの人で特有の形態を取りますが、その過程は私たちが〈愛〉として認識しているものです。

 第3部では、私たちは、ひも理論という、美しい調和が見られる科学の世界を調べ、神秘学を学ぶ者に畏敬の念を起こさせるような、その意味について考察します。

謝辞

 この講演のためのインスピレーションとアイデアの一部は、ゲーリー・シュワルツの著書「死後の生についての実験」(The Afterlife Experiments)から得ています。この著書は素晴らしい先駆的な科学的調査であると私は考えており、彼に心からの感謝の念を捧げます。

参考文献のリスト

Schwartz, G.E.R., and Russek, L.G.S. (1999). The Living Energy Universe: A fundamental discovery that transforms science and medicine. Charlottesville, VA: Hampton Roads Publishing.

Schwartz, G.E.R. and Simon, W.L. (2002). The Afterlife Experiments. ISBN 0-7434-3658-X. (Available from Amazon).

 ※上記の文章は、バラ十字会が会員の方々に年に4回ご提供している神秘・科学・芸術に関する雑誌「バラのこころ」の記事のひとつです。バラ十字会の公式メールマガジン「神秘学が伝える人生を変えるヒント」の購読をこちらから登録すると、この雑誌のPDFファイルを年に4回入手することができます。